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新春のケーキと過去作品いろいろ

こんにちは〜

昨日はブンブン紅茶店さんでの定期販売日小さなお茶会でした!思ったより気温が上がらず肌寒い1日でしたが、お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

3月は少し変則的な開催で、3月28日の第4木曜日となります!3月はプレイースターとして、イースターのお菓子を少しと、KSCOVOさんからは卵関係の素敵な雑貨が出店予定です。

お散歩には気持ちの良い季節かと思いますのでぜひ遊びにいらしてください♪

さて〜今日は、年末に作ったものですが、新年用のケーキとシュガークラフト作品のご紹介です♪

独り言と覚書のような記事ですがよろしければお付き合いください^^

今年の新年用ケーキはイギリスのフルーツの量が半端ないずっしりケーキに手作りのマジパン、アイシングクッキーと同じロイヤルアイシングを重ねました。

実はこのケーキ、1年前のクリスマス時期にモンクレのレッスンで作ったもの… 仕上げるタイミングを失い続けて冷蔵庫にずっと眠っていたものをやっとやっとで仕上げました。

本当は1ヶ月くらい熟成させれば良いのですが^^;

焼き上げたあと、密閉保存+定期的にブランデーをケーキに飲ませる作業を繰り返すことで腐らず保存できるびっくりなケーキです。 一応みんなに提供する前に味見しましたが問題なく食べられました!!

そもそもイギリスのウェディングケーキは3段重ねの1番下の段は当日のゲストに、2段目は来られなかった方へ送る、そして3段目は1年後or最初の子供が生まれた時に食べるという風習があるので1年の保存は想定内といったもの。

ちなみに3段重ねのウェディングケーキは18世紀のヴィクトリア女王の結婚式で最初に作られてその後定番となったようです。

個人的にはもう少し熟成は浅い方が良いかな、という印象でしたが とりあえず長期間熟成verも体験できたのでよかったことにしています。

マジパンもアーモンドと砂糖から手作りで作りました。 制作途中も撮っておけばよかったですね💦

ケーキの上にアプリコットジャムを塗って、マジパンをカバーリング、乾燥させてからアイシングで仕上げていきます。

歴史的にはロイヤルアイシングでの仕上げが古くからあり、その後シュガーペーストが登場して、今はこちらの仕上げの方が多くみるかと思います。

シュガーペーストのカバーリングは1回で仕上がるのに対して、アイシングのカバーリングは数回塗り重ねないといけないのと、綺麗に仕上げるのが難しいです。

最後にロイヤルアイシングのカバーをしたのは何年前??というくらいやっていなかたので(そもそもケーキのカバーリング自体普段やらない)やり方をすっかり忘れて試行錯誤でした。

近くでみるとあちこち傷が入ったりダメダメな部分もあり、ちょっとアップでお見せできない感じ💦

さらに最終的な出来上がりイメージを考えていなかったのでいきあたりばったり、なんとな〜くな仕上げのケーキとなりました。…と言い訳しておきます。

今回最大のうっかりミスは、ロイヤルアイシングでの仕上げで、食べる用のケーキを作る時に入れる材料を入れ忘れてしまったこと。

カバーリングをしてからシュガークラフトのノートで答え合わせをしたため、後からミスに気づくという… ↑最初にチェックしておけよ、、という感じですよね。

それかカバーリングの時に空気を入れたふんわりしたロイヤルアイシングでラフに仕上げるとカットしやすいかと思います。 私は入れ忘れ、そして空気を抜きながらカバーリングしたのでカチカチに固まってしまい、カットできないという事態になりました💦

トンカチで叩き割る?かひっくり返して中からほり出す?かというどちらにせよ残念な状況。

結局反対側から中のケーキをカットして取り出しました。笑 まあ、みんな美味しい〜と食べてくれたのでよかったとします😅

子供達は残ったアイシングの殻の部分をバリバリと割って食べていました。子供はアイシング部分好きですね〜

さてちょっとここでシュガークラフトのケーキのカバーリングについて。。

詳しい方はそんなの知ってるわよーな内容かと思うのでざ〜っと流していただいて。

イギリスの伝統的なシュガーケーキの基本構成は、

フルーツケーキ マジパン ロイヤルアイシングまたはシュガーペースト

というもの。

土台のフルーツケーキは粉の何倍ものドライフルーツが入って、どっしりと濃厚で、焼成後お酒をたっぷりうつため1年(それ以上も!)など長期の保存ができます。ただ最近はこのケーキが重すぎるということでもう少し軽めのフルーツケーキやしっかり目のバターケーキを使うことも多いようです。ですがバターケーキなどは保存期間は短くなります。

マジパンはアーモンドと粉糖を練り合わせたペースト。 材料をみたら絶対美味しい組み合わせですが、どうも日本では良い印象がないみたい。

だいたい「ケーキの飾りのまずいやつ」というイメージがあるようです。

良質なマジパンは本当に美味しいのでぜひ良いものを試していただきたいな〜と思います。

マジパンの本場、ドイツではマジパンに使って良い材料や配合についての法律まであるらしいです! さすがドイツ…パン屋をやるにもマイスターの資格が必要だったりと、私の中では資格や法律ががっちりしているイメージです。 話はそれましたが美味しいマジパンは美味しいよ、という話でした。

ちなみにイギリスにはマジパンに関する決まりがないのでアーモンドと粉糖以外の材料も入ってきます。今回もMoncreで教えていただいた手作りのマジパンの作り方で。

アーモンド、粉糖に加えて卵とアーモンドエッセンスが入ります。このアーモンドエッセンスが香りよく風味豊かになります♪杏仁豆腐の香りでおなじみですね。

そして最後がロイヤルアイシングかシュガーペーストのカバーリング。

ケーキを外気から遮断するように包み込みます。

今回使用したのはロイヤルアイシング。 卵白と粉糖で作るクリームです。アイシングクッキーに使うものと同じです。


ロイヤルアイシングのカバーリングはエッジが鋭くシャープな印象です。


写真は以前通っていたシュガークラフトの教室で制作したものと自主制作のものなどです。この絞りは壊れやすそうで持ち帰りにハラハラしました😅


アイシングのカバーケーキはデコレーションもアイシングの絞りの組み合わせが多いですね。

もう一つの材料はシュガーペースト。

こちらは粉糖に水飴や増粘剤が入っている粘土状の素材です。 香料も入るのでほんのり甘い香りがついています。

シュガーペーストの仕上がりはこんな感じ。


シュガーペーストだと丸みのあるデザインになりますね。こちらは出産のお祝いに。

お友達の結婚のお祝いに作りました。ちょっと大きめの2段ケーキ。

これは姉の結婚式の時に使用。


こちらもお友達の結婚式の受付に♪

上のシュガーケーキたちもシュガークラフトのお教室で制作したものです〜。やはり圧倒的に結婚や出産のお祝いに使用することが多いですね。

久しぶりに写真を見返していましたがやはりちゃんと最初からデザインを考えて(考えられて)作るべきだな〜と思いました。

アイシングにするか、シュガーペーストにするかは完成のイメージや使いたいデコレーションなどによって選択する必要がありますしね。

そうそう、イギリス旅の際、現地のペーストも販売していましたが日本の食品衛生にクリアしているかわからなかったので購入はしませんでした😅

日本で販売されているシュガークラフトの材料は食品衛生の基準から食べられるもの(エディブル)とそうでないものに分類されていて、食べられないものは”工芸用”として販売されています。

現地では食べられるものとして出ているので問題ないとは思いますが、、食品として日本で販売するにはいろいろと決まりがあるようで法律をクリアしないといけないので結構”工芸用”に分類されているシュガークラフトの材料は多いです。

色素なんかも工芸用として売っているメーカーがあります。しかもこういったものに限って発色がとても綺麗だったりするので販売用として使えないことがとても残念です。

観賞用として制作する作品に使う分には問題ないのでそういった時は使用してます〜。

確か食品添加物の観点からだと、日本は世界的に見てもかなり許可されている添加物が多いって何かで聞いたことがあるのですが、それだけの基準ではないのですかね。

話はそれましたが、、シュガーケーキやはりお祝いの席を華やかに彩ってくれますね。

なかなか作る機会が少ないのですが、継続してやってないとすっかりいろいろなことを忘れてしますので今後はタイミングを見つけて少し作っていかないとな〜と感じました。

なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが、以上、お正月のシュガーケーキのお話でした。

Cookie artist 平井理紗

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